アップ

不思議な番組

日本に来た時は、ちょっと夢みたいなことでした。実は、悪い夢。。。飛行機の中で十五時間過ごして、たくさん荷物を持って、東京に着きました。ホテルの部屋は三帖(じょう)しかなかったので、大きいカウボイブーツを持ってこなくてよかった。
「やっと、日本。いいえ、東京!世界のメガロポリス、気が立っているよ。今から、どうすればいい、どこへ行けばいい。銀座(ぎんざ)。秋葉原(あ きはばら)。六本木(ろっぽんぎ)。上の(うえの)。渋谷(しぶや)。目黒(めぐろ)。品川(しながわ)。新橋(しんばし)。ま、いいや。テレビをつけよう。。。
え、何これ?誰かがある場所へ行って、紹介して、何かを食べまる。あの飯(めし)はちょっとまずそう。。。え、どうして彼はそんな変な音を出すのかなぁ。」
あのときには、私の聴解力(ちょうかいりょく)まだよくなかったですから、テレビが全然分かりませんでした。
「多分そのチャンネルで食べ物の番組しか見られない」と思ってすぐ寝ました。
でも、次の日、同じチャンネルで前の日のような番組を見つけて、ちょっとびっくりしました。やっぱり、日本の文化はヨーロッパの文化とちょっと違いますね。
例えば、スイスでも旅行の番組もあれば、料理の番組もある。だが、日本では、皆けっこう忙しいですよね。警察(けいさつ)は忙しい、デクランも忙しい、私も忙しい。ですから、誰も二つの番組を見る時間があ りません。
ですから、その二つの番組を一つにして、ゲストをスタジオに誘って、皆一緒に記者を見ていたら、それは新しいジャンルになってしまいました。。。適切な名前は

(テレタビ番組じゃないよ!)


またか




でしょう。


その番組は、テレビで毎日、毎時間も見られます。見られない場合、きっとテレビが壊れてしまっているのでしょう。
そのタイプの番組はいつも同じです。たいてい一人のコメディアン()があ る場所に行って、場所の持ち主を紹介して、その場所の名物を食べてみます。最も重大なことのは、食べ始めたら、「おいいいしいいい」と言うのです。そのとき口がいっぱいでも、大丈夫です。気にしないで。
でも、その「おいいいしいいい」はテレビで働いていない方の「おいいいしいいい」とはちょっと違います。タイミングはぴったりにしなければなりません。

***

例 1

おいしい!
タイミングは違う。「おいしい」は速すぎ!

例 2
もしもし? おいしい!
このタイミングも違う。超遅すぎ!

例 3
おいしい!
タイミングは超どいい!口がいっぱいも、気にしないで!

***

岡崎に来てから、そのタイプの番組は色々な場所について放送しました。北から南まで、それは。。。

札幌(さっぽろ)
青森(あおもり)
秋田(あきた)
仙台(せんだい)
福島(ふくしま)
甲府(こうふ)
東京(とうきょう)
静岡(しずおか)
岡崎(おかざき)
名古屋(なごや)
京都(きょうと)
奈良(なら)
大阪(おおさか)
名古屋(なごや)
広島(ひろしま)
福岡(ふくおか)
長崎(ながさき)
鹿児島(かごしま)
なは(那覇)と外国にあるセオルとマカウ。

でもね、実は、私はあまりテレビをみません。

その番組について、色々な面白いことがあります。一つは、長い間やっていても、まだ人気があ るそうです。やっぱり、日本人はその番組が好きだそうです。
もう一つは、その番組は本当に効果があるようです。去年名古屋へ行ったとき、前の日の番組で紹介された店に、多くの人が並んでいました。皆はその店の名物を食べてみたかったようです。ですから、番組に出た店は絶対にいい広告になるはずです。

スイスに帰っても、そのタイプの番組は多分懐かしくなりません。とにかく、面白い文化の経験です。
それに、おぉ。。。もう時間です。今からチャンネル44で食べ旅番組が出てきます。急いで帰らなきゃ。。。バイバイ〜